【北海道鹿部町】日本一の人材育成の町役場を目指して

 北海道鹿部町に6月6日から9日まで4日間アドバイザー業務で出張しました。

鹿部町は町長の理念である「人は宝」から、本年度から職員35人の若手職員の人材育成の研修を担当させて頂いています。

鹿部町の役場職員が約70名ですから、その半分が1年間にわたり、毎月研修を実施するわけです。

これだけ、人材育成に力を入れる町が他にあるのでしょか?

僕と若手職員の真剣勝負が繰り広げて、今は函館まで帰りました。

疲労困憊です。笑

7グループの5名で体制を組んで頂いているのですが、前回1ヶ月前に出した課題を今回は発表してもらいました。

1.自分の担当業務から課題を数値化し、その改善策を考える。

2.グループで町全体の課題を数値化し、その改善策を考える。

若手職員にとっては、初めて人前でプレゼンをする人、パワーポイントを初めて使った人と色々な方がおられ、大変この1ヶ月はしんどかったと思います。

ただ、普段使わない思考を働かせることにより、自分の業務の整理ができたり、忙しいかもしれませんが、時間の使い方が有意義になったりします。

また、グループ課題を出したことににより、普段、話すことのない他部署の職員と意見交換する機会ができます。

そして、みんなプレゼンを聞くことにより、他の人の仕事の内容も理解できます。

プレゼン内容は35人、個性に溢れるものでしたが、この経験は今後の役場人生に必ず役立つと思います。

また、この壮大な人材育成研修は、町長の決断、人事担当部局の調整、担当課の事前準備と35人以外のフォローする職員の体制が町全体で取り組まないと、実現出来ません。

そして、研修の間、若手職員抜けている間の業務は係長以上が各課で、奮闘しなければできません。

このプロジェクトは鹿部役場のチームワークがないと、成立しないもので感謝しかありません。

こんなバックアップ体制で僕がやりたかった、役場職員の人材育成が出来ていること、最高です。

僕の持っている全てを伝えたいと思います。

7月、8月は課題の掘り下げ、9月は各グループのプレゼンを聞く、そして10月は町長を初めとする幹部職員へのプレゼン、そして秋からは町民へのプレゼン及び意見交換、そして来春にはフォーラムを開催して鹿部町にイノベーションを35人の若手が起こしてくれると思います。

鹿部の10年後、20年後、30年後の未来を背負う人材育成事業。

是非、皆さん注目してください。



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